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ロックの部屋

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バズコックス

バズコックス『ever fallen in love』~パンク度★★~


小粋なパンク野郎達【バズコックス】、1977年に発表されたサードアルバムである『A Different Kind Of Tension』は良く聴いていました。

パンク・ロックと言われたバンド達の中でバズコックスだけは、何故か親しみがあったんですね。【セックス・ピストルズ】のような反社会性もなく、【クラッシュ】のような政治性もなく、【ダムド】のような暴力性もなかった。やんちゃな悪ガキ達の正統パンク・ロックというイメージなのです。

音はギターがギィーギィーギコギコの電動ノコギリ・パンクです。これがまた気持ちがいいんです。曲の長さも短くて1曲が3・4分だろうか。それとヴォーカルであるピーター・シェリーの声、これがまたやんちゃな声をしていまして可愛いのです。パンク・ロックに可愛いなんてイメージしにくいかと思いますが、本当に可愛い(ポップ)ですから。

昨年の秋以降、突然バズコックスの事を思い出してしまった。きっかけは【ストロークス】だったかな。ストロークスを聴いててギターのリフがバズコックスに近い物があったからなのだ。

そして再び聴きたくなったバズコックス。昨年の年末にCD買いました。それが『ever fallen in love』というアルバム。どれにするか迷ったけど18曲も入っていて1200円で安かったから買ってしまった。編集物のようですが、ヒット曲もあるしベスト盤に近い内容でした。

マンチェスター出身のようですが、ニューヨークパンクに近い音だと思う。一旦解散したものの1989年に再結成していて、アルバムも出している。まだ現役で頑張っている様子!?です。

1977年に聴いていた当時は、短期間に聴きまくって直ぐ飽きてしまった記憶があります。電動ノコギリ・パンク以外のプラスアルファが無かったからだろうけど、今も楽しめるのは単純に音楽として(パンクのビートが)楽しめるからなのだろう。セックス・ピストルズを今聴くのはチョット時代錯誤に陥ってしまうのと逆の意味で……

バズコックスのパンクのテーマは《ティーンの怒り》と、《マスターベーション》だったとか。ロックとしてはお決まりのテーマのようで、別に知っていても知らなくても影響のないパンクだったかな。だから単純に楽しめたとも言えるかもしれない。






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